退職プロセスの始めるタイミングと進め方について〜

こんにちは。
Kazbrogです。

今回は "退職プロセスの始めるタイミングと進め方について" についてお話したいと思います。

まず退職プロセスをはじめるタイミングについてですが、
基本的には、入社を決めた企業様のオファーレターにサインしたあとに退職プロセスをはじめます。

中には、オファーレターに記載のある入社日までに退職ができるかわからないので、一旦、退職プロセスを進めて目安が見えた段階でサインをしたいという方もいますが、必ずオファーレターにサインしてから退職プロセスを進めて下さい。

理由は、オファーレターにサインせずに退職プロセスをはじめてしまうと、
最悪のケース退職したものの、入社先がないなんて起こってしまう事もゼロではないのでご注意下さい。

基本的には、現職の退職日を確定させた後に、転職先の入社日をきめるのではなく、入社日に合わせて退職を進めていくという考え方になります。

そして本題の退職プロセスの進め方についてですが、とてもシンプルです。
まず人事と直属上司に退職届を提出します。
企業によって異なるかとおもいますが、手紙やメールで提出する事が多いです。

ここでの注意点としては、退職届で退職願ではないという事です。

何が違うのかというと、退職届であれば、事実上プロセスとして進める事が可能ですが、退職願の場合は、相談ベースに近いため、承認されてから効力が生じます。

法律上、退職届提出後、2週間で退職はできますが、
基本的には1 month noticeのように1ヶ月前の提出が一般的になっております。

退職届/願はそんなに変わらないと思う方に、わかりやすく例で説明します。
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「退職届を提出したAさん」「退職願を出したBさん」の違い

<①退職届を提出したAさん>
9月25日、オファーレターにサインをした。入社日は11月1日に入社予定。
これから退職プロセスを始める為、人事、直属上司宛に退職届を提出した。
 
その後、上司から一度話がしたいとの事で、10月1日に面談を調整。
10月1日の面談では上司が中々承諾してくれず、また再度話し合いがしたいとの事で、10月8日に改めて面談を調整。

10月8日に面談後、ようやく退職を承認していただいた。
この場合、退職プロセスは9月29日から効力があるため、1 month noticeもクリアになり10月末に退職ができ、予定通り11月1日から入社可能になります。

<②退職願を提出したBさん>
9月25日、オファーレターにサインをした。入社日は11月1日に入社予定。
これから退職プロセスを始める為、人事、直属上司宛に退職願を提出した。
 
その後、上司から一度話がしたいとの事で、10月1日に面談を調整。
10月1日の面談では、上司が中々承諾してくれず、また再度話し合いがしたいとの事で、10月8日に改めて面談を調整。

10月8日に面談後、ようやく退職を承認していただいた。
その場合、退職プロセスは10月8日から効力があるため、1 month noticeの問題で、最短11月8日まで在籍しないといけなくなります。
また企業の入社の受け入れ日(1日、16日など)も決まりがあるので、
最短で11月16日入社、もしくは12月1日入社に変更しなくてはなりません。
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上記のように退職届、退職願の違いで、
入社時期にかなりの差が出てくるのを理解していただけたかと思います。

「ただ入社日をずらすだけ」とお考えかもしれませんが、
その時にはすでに入社受け入れ準備も始めている場合もあれば、オファーレターの作り直しも必要になります。
他にもすでに11月1日入社予定で期待していた仕事もあったことを考えると、
それに伴い、困ってしまう方がいらっしゃるということです。

この例に関しては、
AさんもBさんも内定から入社まで1~2ヶ月ほどで動かれているので、実際大した問題ではないですが、入社日まで2ヶ月ほど猶予があった方で、入社1ヶ月前から退職プロセス初め上記のような結果になれば、内定受諾後から4ヶ月ほど経過することになるので、あまり良い印象は受けなくなってしまうかもしれません。

他にも、引き留め、交渉など様々な理由で退職プロセスが進まないこともございますので、まずは退職届を提出して、上司との面談があっても、退職意思を強く伝え「1日も早く退職日を確定させる」ことが重要になると思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
また更新します。

バイ。